正答2
解説
正解は2です。
語音聴力検査は、言葉の聞き取りの能力を評価する検査で、語音了解閾値検査と語音弁別検査があります。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
語音了解閾値は純音聴力の平均値とおおむね一致するため、純音聴力検査の結果が妥当かを確かめるのに使います。
2:○ 誤った記述です。
語音聴力検査のマスキングには、語音の周波数成分に合わせたスピーチノイズ(語音用雑音)を用います。
バンドノイズは純音聴力検査のマスキングに用いる雑音です。
3:× 正しい記述です。
語音了解閾値の測定には、数字の語音を並べた数字語音表を用います。
4:× 正しい記述です。
語音弁別検査の結果をスピーチオージオグラムに記入するときは、右耳も左耳も測定値を実線で結びます。
5:× 正しい記述です。
57-S語表は、1つの表が50個の単音節語音からなります。
【ポイント】
語音弁別検査では、各音圧での正答率(明瞭度)を求め、その最高値を最高語音明瞭度とします。
後迷路性難聴では、純音聴力に比べて最高語音明瞭度が著しく低くなるのが特徴です。
【用語】
語音了解閾値検査:数字の語音を用いて、50%を正しく聞き取れる音の強さを調べる検査である。
バンドノイズ:特定の周波数帯の成分だけを含む雑音で、検査時のマスキングに用いられる。
語音弁別検査:聞こえた語音をどのくらい聞き分けられるか、正しく答えた割合を調べる検査である。
57-S語表:語音弁別検査に用いる、単音節を集めた日本語の語表である。
マスキング:検査をしていないほうの耳に雑音を聞かせ、そちらの耳の反応を抑える方法である。
スピーチノイズ:語音の平均的な周波数成分に合わせて作られた、語音聴力検査のマスキング用の雑音である。