正答4
解説
正解は4です。
高度難聴の乳児への早期支援では、養育者が子どもと豊かにやりとりできるように指導することが中心になります。
聴覚口話法では、補聴器などで聴覚を活用しながら、音声と口形を使ったコミュニケーションを育てます。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない指導)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切です。
子どもの聞こえる側や顔が見える位置で話しかけることで、音声と口形の両方が伝わりやすくなります。
2:× 適切です。
実物や身ぶり、表情などの視覚的手段を併用することで、子どもが話の内容を理解しやすくなります。
3:× 適切です。
子どもの視線の先にあるものを話題にすると、子どもの興味と言葉が結びつきやすくなります。
4:○ 適切ではありません。
乳児期は発音の正確さを求める時期ではなく、発声やコミュニケーションの意欲を育てる時期です。
養育者が発音を修正すると、子どもの発信意欲を損ないかねません。
5:× 適切です。
抑揚豊かな声で話しかけると、残存聴力でも声の変化を捉えやすく、子どもの注意を引きつけやすくなります。
【ポイント】
乳児期の養育者指導は「やりとりを楽しむ関係づくり」が中心です。
発音の指導は、言語の基礎が育った幼児期以降に段階的に行います。
【用語】
聴覚口話:補聴器などで残った聴力を活用し、読話と音声を使って言語を身につける方法である。
高度難聴:非常に大きな声か補聴器を使わないと、会話が聞き取れない程度の重い難聴である。
残存聴力:難聴があっても失われずに残っている、音を聞き取る力のことである。
抑揚:声の高さや強さの変化で、言葉に表情をつけることである。