正答3
解説
正解は3です。
音声の評価・検査で使う機器を問う問題です。
音そのものを録音して音響的に分析する検査では、マイクロホンが必要になります。
【選択肢別解説】
1:× 発声時平均呼気流率は、発声中に口から出る呼気の量を測る空気力学的検査です。
マスクと気流計(ニューモタコグラフなど)を使い、マイクロホンは必要ありません。
2:× 最長発声持続時間は、できるだけ長く「アー」と発声させてその時間を測ります。
ストップウォッチで測定でき、マイクロホンは必須ではありません。
3:○ 正しい選択肢です。
VOT(有声開始時間)は、破裂音の開放から声帯振動が始まるまでの時間です。
音声をマイクロホンで録音し、音声波形やスペクトログラムで測る必要があります。
4:× GRBAS評価は、検査者が声を聴いて嗄声の程度と性質を評価する聴覚心理的評価です。
機器を使わず耳で評価できます。
5:× 声域は、出せる最も低い声から最も高い声までの範囲です。
ピアノなどの楽器の音と照合して測定でき、マイクロホンは必須ではありません。
【ポイント】
GRBASは総合的な嗄声度(G)、粗糙性(R)、気息性(B)、無力性(A)、努力性(S)の5項目を0〜3の4段階で評価します。
VOTは有声音と無声音を区別する重要な音響的指標です。
【用語】
発声時平均呼気流率:発声中に声門から流れ出る空気の量を、時間で割った値である。
最長発声持続時間:一息でできるだけ長く声を出し続け、その長さを測る検査である。
VOT:有声開始時間のことで、破裂音の開放から声帯振動が始まるまでの時間を指す。
GRBAS評価:嗄声を粗糙性・気息性などの5つの観点で聴覚的に判定する方法である。
声域:自分の出せる最も低い声から最も高い声までの範囲である。