正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
思考の障害は、考えの内容の障害(妄想など)と、考えの進み方(思路)の障害に分けられます。
この問題は思路の障害のうち、統合失調症に特徴的なものを問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 連合弛緩は、考えと考えのつながりがゆるみ、話のまとまりがなくなる状態です。
統合失調症に特徴的な思路障害で、高度になると支離滅裂になります。
2:× 迂遠は、細部にこだわって回りくどくなるが、最終的には目的に到達する状態です。
てんかんや認知症などでみられ、統合失調症に特徴的ではありません。
3:× 保続は、同じ考えや言葉が繰り返し現れる状態です。
脳の器質的疾患や認知症などでみられます。
4:× 制止(思考制止)は、考えがなかなか進まず、遅く乏しくなる状態です。
うつ病に特徴的です。
5:○ 途絶(思考途絶)は、話の流れが突然止まってしまう状態です。
統合失調症に特徴的な思路障害です。
【ポイント】
思路障害の対応は、統合失調症が連合弛緩と途絶、躁病が観念奔逸、うつ病が思考制止、てんかんや認知症が迂遠と保続です。
疾患ごとにセットで覚えましょう。
【用語】
思路(思考過程):考えが進んでいく筋道や速さのことで、その乱れを思路の障害という。
連合弛緩:考えのつながりがゆるみ、話のまとまりや筋道が失われる思路の障害である。
迂遠:話が回りくどく、細かい点にこだわって結論にたどり着くのに時間がかかる状態である。
保続:直前の話題や言葉を、状況が変わっても繰り返してしまう症状である。
制止:思考や行動が遅くなり、考えが進まなくなる状態で、うつ病でよくみられる。
途絶:考えの流れが突然止まり、話の途中で言葉が出なくなる症状である。