正答4
解説
正解は4です。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特徴を問う問題です。
ADHDは不注意・多動性・衝動性を中核症状とする神経発達障害です。
【選択肢別解説】
1:× ADHDに聴覚障害が合併するという関係はありません。
聴覚障害は診断の要件にも含まれません。
2:× 家族歴は認められないのではなく、家族内に同じ特徴を持つ人がいることが多いです。
遺伝的要因の関与が大きいとされています。
3:× ADHDは人格障害(パーソナリティ障害)に包括される概念ではありません。
発達期に始まる神経発達障害に分類されます。
4:○ 正しい記述です。
診断には、症状が学校だけでなく家庭など2つ以上の場面で認められることが必要です。
5:× 不注意や衝動性のため、学業成績は低下することが多いです。
学習障害を合併することもあります。
【ポイント】
ADHDの診断では「12歳以前から症状がある」「2つ以上の場面で症状がある」ことが重要です。
「学校だけで問題になる」場合は環境要因など他の可能性も考えます。
【用語】
注意欠陥・多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とし、発達障害に位置づけられる状態である。
人格障害:考え方や行動の偏りが成人期に固定し、本人や周囲が苦しむ精神疾患の一群である。
家族歴:本人以外の血縁者にみられる病気や体質の情報のことである。