正答5
解説
正解は5です。
わが国の脳性麻痺の定義(1968年の厚生省脳性麻痺研究班による定義)の内容を問う問題です。
定義は「受胎から新生児期(生後4週以内)までに生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的だが変化しうる運動と姿勢の異常」です。
【選択肢別解説】
1:× 定義では、症状は満2歳までに発現するとされています。
5歳までではありません。
2:× 定義は「運動および姿勢の異常」であり、姿勢の異常も含まれます。
3:× 一過性の運動障害は定義から除外されています。
障害は永続的であることが条件です。
4:× 進行性疾患は定義から除外されています。
原因となる脳病変は非進行性であることが条件です。
5:○ 正しい記述です。
脳病変が生じる時期は、受胎(胎生期)から新生児期(生後4週以内)までとされています。
【ポイント】
定義のキーワードは「受胎から生後4週以内」「非進行性」「永続的だが変化しうる」「満2歳までに発現」の4つです。
進行性疾患、一過性の障害、将来正常化する運動発達の遅れは除外されます。
【用語】
脳性麻痺:受胎から生後4週以内に生じた脳の非進行性の病変による、永続的な運動と姿勢の異常である。
進行性脳疾患:時間の経過とともに脳の病変や症状が進んでいく病気の総称である。
新生児期:出生から生後4週未満までの時期のことで、胎外の生活に適応していく期間である。