正答1
解説
正解は1です。
消化器疾患とその原因・特徴の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
食道静脈瘤は門脈圧亢進症によって起こり、原因の多くは肝硬変です。
糖尿病は食道静脈瘤の原因ではありません。
2:× 正しい組み合わせです。
日本の食道癌の大部分は扁平上皮癌で、飲酒や喫煙が危険因子です。
3:× 正しい組み合わせです。
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染は胃潰瘍の主要な原因で、除菌により再発が減ります。
4:× 正しい組み合わせです。
潰瘍性大腸炎は直腸から連続して口側へ広がるびまん性の炎症が特徴です。
5:× 正しい組み合わせです。
大腸癌の多くは腺腫性の大腸ポリープが癌化して生じると考えられています。
【ポイント】
食道静脈瘤は「肝硬変、門脈圧亢進、側副血行路の発達」という流れで理解します。
潰瘍性大腸炎の連続性病変と、クローン病の非連続性(飛び石状)病変の対比も頻出です。
【用語】
食道静脈瘤:肝硬変などで門脈の圧が高まり、食道の静脈がこぶ状にふくらんだものである。
扁平上皮癌:皮膚や粘膜の表面をおおう扁平上皮から発生する癌である。
ヘリコバクター・ピロリ:胃の粘膜に棲みつく細菌で、胃炎や胃潰瘍の原因となる。
潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜に慢性の炎症とただれが広がる、原因不明の炎症性腸疾患である。
大腸ポリープ:大腸の粘膜にできる隆起性の病変で、一部は癌に進むことがある。