正答3
解説
正解は3です。
失語症の評価で、談話(文よりも大きなまとまりの発話)のレベルを評価できる課題を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
語列挙検査は、決められたカテゴリーや語頭音の語をできるだけ多く挙げる課題で、単語レベルの喚語能力を評価します。
2:× 誤りです。
モーラ分解・抽出検査は、語を拍に分けたり特定の拍を取り出したりする課題で、音韻操作能力を評価します。
3:○ 正しい選択です。
4コマ漫画の口頭説明では、複数の場面を順序立ててつなげ、話のまとまりを作る必要があるため、談話レベルの能力を評価できます。
4:× 誤りです。
失語症構文検査の産生項目は、絵に合う文を作る課題で、文レベルの統語能力を評価します。
5:× 誤りです。
重度失語症検査の非言語記号課題は、ジェスチャーや記号の理解・表出をみる課題で、言語の談話能力を評価するものではありません。
【ポイント】
談話の評価には、まんがの説明、情景画の説明、物語の再生などが用いられます。
評価のレベルは、音韻、単語、文、談話と段階を分けて整理します。
【用語】
談話:文よりも大きな、まとまりをもった一連の発話や文章を指す。
語列挙検査:決められたカテゴリーや語頭音の語を、一定時間内にできるだけ多く挙げさせる検査である。
モーラ分解・抽出検査:語を拍ごとに分けたり、特定の拍を取り出したりする課題で、音韻操作の力をみる検査である。
失語症構文検査:失語症者の文の理解と産生の力を、構文の種類ごとに調べる検査である。
重度失語症検査:言語での反応が難しい重度の失語症者のために、非言語的な課題も含めて残存能力を調べる検査である。