正答4
解説
正解は4です。
発語失行(失構音)の訓練方法を問う問題です。
発語失行は構音運動のプログラミングの障害で、構音の誤りが一貫しないことやプロソディの障害が特徴です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(発語失行の訓練として適切でないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切です。
訓練者の口形と音声をよく見聞きしてまねる模倣は、発語失行訓練の基本です。
2:× 適切です。
指折り法は、1拍ごとに指を折って発話のリズムとタイミングを整える方法で、発語失行の訓練に使われます。
3:× 適切です。
発音定位法は、舌や口唇の位置を具体的に教えて正しい構音動作を導く方法です。
4:○ 適切ではありません。
マッピング訓練は、文の構造と意味役割(誰が・何を)の対応づけを練習する、失文法に対する文レベルの訓練です。
5:× 適切です。
メロディック・イントネーション・セラピーは、抑揚をつけて歌うように発話することで発話を促す方法で、非流暢な発話や発語失行に用いられます。
【ポイント】
発語失行の訓練は、構音動作の獲得と発話のリズム・速度の調整が中心です。
マッピング訓練は文の理解や産生の障害への訓練として覚えます。
【用語】
発語失行:麻痺や失語では説明できない、構音運動のプログラミングの障害で、音の誤りが一貫せず発話がたどたどしくなる。
指折り法:1拍ごとに指を折りながら発話し、リズムやタイミングを整える訓練法である。
発音定位法:舌や口唇の位置と動かし方を具体的に示して、正しい構音を導く訓練法である。
マッピング訓練:文の構造と、動作主や対象といった意味の役割を対応づける練習で、失文法に用いる訓練である。
メロディック・イントネーション・セラピー:抑揚をつけて歌うように発話し、発話の産生を促す訓練法である。