正答1
解説
正解は1です。
漢字単語の音読で生じる錯読の種類を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
語彙化錯読は、非語(実在しない語)を形の似た実在語として読んでしまう誤りを指します。
「天丼」は実在語であり、「てんき」は語の一部の「天」だけを手がかりに別の語を言った誤りなので、語彙化錯読には当たりません。
2:× 正しい組み合わせです。
「基」と「墓」は形が似ており、「基地」を「ぼち(墓地)」と読むのは形の似た文字への視覚性錯読です。
3:× 正しい組み合わせです。
「蛸(たこ)」を同じ海の生き物の「いか」と読むのは、意味の近い語に置き換わる意味性錯読です。
4:× 正しい組み合わせです。
「竹藪(たけやぶ)」を「たやけぶ」と読むのは、音の順序が入れ替わった音韻性錯読です。
5:× 正しい組み合わせです。
「海老(えび)」を各文字の音読み「かい」「ろう」で読むのは、文字の一般的な読みを当てはめる類音的錯読です。
【ポイント】
意味性錯読は深層失読、類音的錯読は表層失読の特徴とされます。
熟字訓(海老・大人など)は類音的錯読が出やすい語です。
【用語】
語彙化錯読:実在しない語を、形の似た実在する語として読んでしまう誤りを指す。
視覚性錯読:字形の似た別の文字や語に見誤って読んでしまう誤りを指す。
意味性錯読:読むべき語を、意味の近い別の語に置き換えて読んでしまう誤りを指す。
音韻性錯読:語の音を入れ替えたり別の音に誤ったりして読んでしまう誤りを指す。
類音的錯読:語の意味を介さずに、漢字を一文字ずつ字音のとおりに読んでしまう誤りを指す。