正答4
解説
正解は4です。
成人になってから中等度の難聴になった人とのコミュニケーションでは、聴覚と視覚の情報を活用し、聞き誤りを防ぐ工夫が大切です。
【選択肢別解説】
1:× 大きすぎる声は音がひずみ、補充現象があるとうるさく感じてかえって聞き取りにくくなります。
普通よりやや大きめの声で、はっきりゆっくり話すのがよい方法です。
2:× 話者が明るい方に背を向けると、顔が逆光で暗くなり、口元や表情が見えにくくなります。
話者は顔に光が当たる位置に座ります。
3:× 人工内耳の適応は、補聴器の効果が乏しい高度以上の難聴です。
中等度難聴では、まず補聴器を勧めます。
4:○ 相手のことばを復唱して確認するよう指導すると、聞き誤りに気づいて訂正でき、誤解を防げます。
5:× 聞こえだけに頼らず、口の動き(読話)や表情、身ぶり、筆談などの視覚情報も併用するよう促します。
【ポイント】
難聴者との会話では、静かな場所で、顔を見せて、ゆっくりはっきり話し、要点は書いて確認するのが基本です。
【用語】
補充現象:内耳性難聴で、一定以上の大きさの音になると急に大きく感じて不快になる現象である。
人工内耳:音を電気信号に変えて、蝸牛に埋め込んだ電極で聴神経を直接刺激する装置である。
補聴器:音を増幅して耳に届ける装置で、難聴者の聞こえを補う最も一般的な機器である。
読話:話し手の口の形や動きを見て、話しことばの内容を読み取る方法である。