正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
形態素は意味を持つ最小の単位です。
見た目や漢字が似ていても、語源が異なれば同じ形態素とはいえません。
【選択肢別解説】
1:○ 「愛す」は漢語の「愛(あい)」に「す」が付いた語で、「愛しい(いとしい)」は和語の「いとし」に由来します。
漢字は同じでも読みも語源も異なり、同一形態素を含みません。
2:× 「教える」と「教わる」は、同じ語根を共有する動詞の対です。
教える側と教えを受ける側を表し分ける派生関係にあります。
3:× 「漬ける」と「浸かる」は、ともに語根「つ(く)」を共有する他動詞と自動詞の対です。
4:× 「座る」と「据える」は、ともに語根「す(う)」を共有する自動詞と他動詞の対です。
5:○ 「押す」と「惜しい」は音が似ているだけで、意味上も語源上も関係がありません。
同一形態素を含みません。
【ポイント】
日本語には「漬ける・浸かる」「据える・座る」のように、語根を共有する自動詞と他動詞の対が多くあります。
漢字表記や音の類似だけで同じ形態素と判断しないことが大切です。
【用語】
語根:語を構成する中心的な部分で、接辞などを取り除いた最も基本となる要素である。
和語:日本固有の語で、漢字の訓読みで表される語が多く、大和言葉ともよばれる。
漢語:中国語に由来する語で、漢字の音読みで表される語が多い。
自動詞:動作の対象を必要とせず、主語自身の動きや状態の変化を表す動詞である。
他動詞:「を」で表される動作の対象に働きかける動作を表す動詞である。