正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
前言語期は、まだ意味のある言葉が出ていない段階です。
この時期の指導では、物や人への関心、模倣、やりとりなど、言葉の土台となる力を育てることが中心になります。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 見本合わせ課題の実施は適切です。
同じ物や絵を選ぶ課題で、事物の弁別や概念の基礎を育てます。
2:○ 音声を復唱させることは適切ではありません。
前言語期は音声言語の理解や音韻の認識が十分でなく、復唱を求める段階ではないためです。
3:○ 絵カードによる呼称の練習は適切ではありません。
言葉の理解がまだ育っていない段階で、絵を見て名前を言わせることは難しすぎるためです。
4:× 動作模倣を促すことは適切です。
模倣は言語の獲得に必要な基礎的な力で、身体の動作から音声の模倣へとつながります。
5:× 音楽に合わせて身体を動かすことは適切です。
楽しい活動を通じて、人とのやりとりや注意を向ける力を育てます。
【ポイント】
前言語期の指導は「理解を育てながら、表出の基盤を育てる」ことが原則です。
表出を急いで求めるより、模倣や共同注意など、やりとりの基礎を固めることを優先します。
【用語】
前言語期:意味のある言葉が出る前の時期で、泣き声や喃語、身振りなどでやりとりする段階である。
見本合わせ課題:見本と同じ物や絵を選ばせる課題で、物の同一性の理解を育てる。
動作模倣:相手の動作を見て、まねをする行動で、言葉の発達の基礎になる。