正答5
解説
正解は5です。
言語学では、発音が同じでも語源も意味も異なる語を同音異義語といいます。
一方、もとは同じ語で意味が分かれたもの(漢字で書き分けているだけのもの)は多義語にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 「読む」と「詠む」は同音異義語ではありません。
もとは同じ「よむ」という語で、詩歌を作る意味のときに「詠む」と書き分けているだけです。
2:× 「剥げる」と「禿げる」は同音異義語ではありません。
表面のものがとれるという同じ意味から派生した一つの語です。
3:× 「取る」と「採る」は同音異義語ではありません。
同じ「とる」という語の用法を、漢字で書き分けたものです。
4:× 「護る」と「守る」は同音異義語ではありません。
同じ「まもる」という語を、異なる漢字で表記したものです。
5:○ 「群れる」と「蒸れる」は同音異義語です。
「群れる」は多数が集まること、「蒸れる」は熱気や湿気がこもることで、語源も意味もまったく異なります。
【ポイント】
漢字の書き分けがあっても、もとが同じ語なら同音異義語ではなく多義語(同訓異字)です。
同音異義語かどうかは、表記ではなく語源と意味のつながりで判断します。
【用語】
同音異義語:発音は同じでも、語源や意味が異なる別の語であり、文脈で意味を区別する。
多義語:一つの語が、関連する複数の意味をもっているものである。
同訓異字:訓読みが同じで意味の近い語を、異なる漢字で書き分けるものである。