正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
ピアジェ(Piaget, J.)の認知発達理論で用いられる概念を問う問題です。
ピアジェは、子どもが環境との相互作用の中で、同化と調節を繰り返しながら認知の枠組み(シェマ)を発達させると考えました。
この問題は関係ないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 同化はピアジェの理論の中心概念です。
新しい経験を、すでにもっているシェマに取り込んで理解することです。
2:○ 強化はピアジェの理論とは関係しません。
強化はスキナーらのオペラント条件づけの概念で、行動の後の結果によって行動の頻度が高まることです。
3:○ 馴化はピアジェの理論とは関係しません。
同じ刺激の繰り返しで反応が弱まる現象で、乳児の知覚研究(馴化・脱馴化法)で用いられます。
4:× 均衡化はピアジェの理論の概念です。
同化と調節のバランスをとり、より安定した認知構造へ移行していく過程です。
5:× 脱中心化はピアジェの理論の概念です。
自分の視点にとらわれる自己中心性から抜け出し、他者の視点や複数の観点から考えられるようになることです。
【ポイント】
ピアジェの4つの発達段階は、感覚運動期・前操作期・具体的操作期・形式的操作期です。
「同化・調節・均衡化・シェマ・自己中心性・保存」がピアジェのキーワードです。
【用語】
同化:新しい情報を、すでにもっている認知の枠組みに取り込んで理解することである。
均衡化:同化と調節を繰り返し、認知の枠組みの安定をとり戻していく働きである。
脱中心化:自分の視点だけにとらわれず、他者の視点からも物事をとらえられるようになることである。
強化:行動の後に報酬などを与えて、その行動が起こりやすくすることで、学習理論の用語である。
馴化:同じ刺激が繰り返されると、その刺激に対する反応が弱まっていくことである。