正答3
解説
正解は3です。
自閉症(自閉スペクトラム症)の幼児期の特徴を問う問題です。
社会的コミュニケーションの障害と、限定された興味・こだわりが中核症状です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 他の子と遊べないことは自閉症の特徴です。
対人的な相互関係が育ちにくく、同年代の子と一緒に遊ぶことが苦手です。
2:× 言語発達が遅いことは自閉症の特徴です。
言葉の出始めが遅れたり、反響言語(エコラリア)がみられたりします。
3:○ 指さす方向を見るという記述は誤りです。
自閉症では共同注意の成立が遅れ、他者が指さした方向を見ることが困難です。
4:× 融通が利かないことは自閉症の特徴です。
手順や環境へのこだわりが強く、変化への対応が苦手です。
5:× 抱かれるのを嫌がることは自閉症でみられる特徴です。
身体接触を嫌がったり、感覚の過敏さがみられたりします。
【ポイント】
共同注意(指さし理解・指さし産出・視線追従)の遅れは、自閉症の早期発見の重要な手がかりです。
M-CHATなどのスクリーニングでも、指さしに関する項目が重視されます。
【用語】
自閉症:対人関係やコミュニケーションの困難と、限られた興味やこだわりを特徴とする発達障害である。
指さし:興味のある物を指で示して相手に伝える行動で、共同注意の発達と深く関係する。
共同注意:相手と同じ対象に注意を向け、そのことを互いに分かち合うことである。
反響言語:相手の言葉をそのまま繰り返して言うことで、エコラリアともいう。