正答2
解説
正解は2です。
語彙獲得期の子どもが、どのような種類の語を、どのような順序と速さで覚えていくかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 自立語と付属語は同時には獲得されません。
名詞や動詞などの自立語が先に獲得され、助詞や助動詞などの付属語は遅れて獲得されます。
2:○ 形容詞の獲得には順序性があります。
たとえば対になる形容詞では「大きい」が「小さい」より先に理解されるなど、一定の順序で獲得されることが知られています。
3:× 挨拶語は早期に表出されます。
「バイバイ」や「ちょうだい」など、場面と結びついた語は初期の語彙によくみられます。
4:× 幼児期の語彙の増加は、1日に平均して数語から10語程度と推定されています。
1日に20語を覚えるわけではありません。
5:× 語彙の獲得には、象徴機能やカテゴリー化などの認知的基盤が大きく影響します。
影響しないわけではありません。
【ポイント】
語彙は、1歳半ころから急速に増える「語彙爆発」の時期を迎えます。
形容詞は「大きい・小さい」「長い・短い」など、肯定的・無標の側が先に獲得されやすいとされます。
【用語】
語彙獲得期:幼児が急速に語を覚えて語彙を増やしていく時期である。
自立語:単独で意味をもち文節の頭になれる語で、名詞や動詞などが相当する。
付属語:単独では文節を作れず、自立語に付いて働く語である。
挨拶語:「おはよう」や「ありがとう」など、決まった場面で使う語である。
語彙爆発:語彙獲得の途中で、獲得する語の数が急激に増える現象である。