正答4
解説
正解は4です。
この問題は注意欠陥/多動性障害の二次障害でないものを選ぶので、○ が答え(二次障害に当たらないもの)です。
注意欠陥/多動性障害(ADHD)では、叱責や失敗体験の積み重ねから、さまざまな二次障害が生じることがあります。
二次障害として一般に挙げられるものと、そうでないものを区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× ADHDの二次障害です。
失敗や叱責の経験が重なることで、不安障害が生じることがあります。
2:× ADHDの二次障害です。
周囲との衝突が繰り返されることで、大人に対して反抗的・挑戦的な態度を続ける反抗挑戦性障害が生じることがあります。
3:× ADHDの二次障害です。
自己評価の低下などから、抑うつ状態に陥ることがあります。
4:○ 人格障害(パーソナリティ障害)は、成人期以降に固定した人格傾向として診断されるものです。
ADHDの二次障害の代表としては通常挙げられないため、これを選びます。
5:× ADHDの二次障害です。
反抗挑戦性障害が進むと、他者の権利を侵害する行動を繰り返す行為障害に至ることがあります。
【ポイント】
ADHDの二次障害には、反抗挑戦性障害から行為障害へと進む外在化型と、不安やうつなどの内在化型があります。
二次障害の予防には、早期の理解と環境調整、自己評価を下げない関わりが重要です。
【用語】
二次障害:もとの障害に対する周囲の対応や失敗体験などが原因で、二次的に生じる情緒や行動の問題である。
反抗挑戦性障害:大人に対して怒りや反抗的な態度を繰り返す障害である。
注意欠陥/多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とする発達障害である。
人格障害:考え方や行動の偏りが著しく、社会生活に支障をきたす状態である。
行為障害:他者の権利を侵害したり、社会的な規範に反したりする行動を繰り返す障害である。