正答5
解説
正解は5です。
2語文は、一般に1歳後半から2歳ころ、表出語彙が増えてきた時期に出現します。
初期の2語文の文法的な特徴と、出現の目安を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 初期の2語文でも、「おおきい ワンワン」「あつい ね」のように形容詞は使用されます。
形容詞を使わないわけではありません。
2:× 2語文を使い始めた時期は、助詞が脱落した電報文のような表現が多く、助詞を正確に使用することはできません。
3:× 2語文の語の結びつけはランダムではなく、「動作主+動作」「対象+動作」など一定の意味関係や語順に沿っています。
4:× 2語文は、表出語彙がおよそ50語から100語程度になると出現するとされます。
200語を超えることが条件ではありません。
5:○ 同じ語の並びでも、場面によって異なる意味関係を表すことがあります。
たとえば「ママ くつ」が「ママの靴」(所有)を表すことも、「ママが靴をはく」(動作主と対象)を表すこともあります。
【ポイント】
2語文の分析では、語の並びだけでなく、発話場面から読み取れる意味関係に注目します。
1語文期から2語文期への移行は、語彙の急増(語彙爆発)とほぼ同じころに起こります。
【用語】
2語文:2つの語をつなげて表現する幼児期早期の発話形式である。
表出語彙:自分で実際に話して使うことができる語の数を指し、理解語彙と区別される。
助詞:語と語の関係を示す付属語で、幼児の初期の発話では抜けやすい。
語連鎖:続けて発せられる語の並びを指し、2語文の意味関係を考える手がかりとなる。
電報文:助詞などが省かれ、内容を表す語だけを並べた電報のような発話である。