正答1
解説
正解は1です。
定型発達の子どもに見られる社会性や認知の発達が、おおよそ何歳ころに現れるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 社会的参照は、判断に迷う場面で養育者の表情を見て、自分の行動を決めることです。
生後9か月から1歳ころに現れ、共同注意の発達と関係します。
2:× 社会的微笑は、人の顔や声に反応して微笑むことで、3歳ではなく生後2〜3か月ころに見られ始めます。
3:× 目的と手段の関係の理解は、6歳ではなく生後8〜9か月ころに見られ始めます。
ピアジェの感覚運動期の第4段階にあたり、障害物をどけて物を取るなどの行動が現れます。
4:× 心の理論は、他者が自分とは異なる考えをもつことを理解する能力で、9歳ではなく4歳ころに獲得され始めます。
誤信念課題に通過するようになるのがその目安です。
5:× シンボル機能は、あるものを別のもので表す働きで、12歳ではなく1歳半から2歳ころに獲得され始めます。
ことばや見立て遊びの出現と関係します。
【ポイント】
生後9か月ころは共同注意・社会的参照・指さしなどが一斉に現れる時期で、「9か月革命」とも呼ばれます。
言語発達の前提となる時期なので、言語発達障害の評価でもよく問われます。
【用語】
社会的参照:判断に迷う場面で養育者の表情を見て、自分の行動を決めることである。
社会的微笑:人の顔や声に応じて現れる微笑で、乳児期早期に見られ始める。
心の理論:他者の信念や意図などの心の状態を推測する能力である。
シンボル機能:目の前にない物事を、言葉やイメージなどで代わりに表す能力である。
目的-手段関係:ある目的を達成するために、別の行動を手段として用いるという関係である。