油だきボイラーの運転作業を手動により終了するときの一般的な操作順序として、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、A~Eは、それぞれ次の操作をいうものとする。
A 蒸気弁を閉じ、ドレン弁を開く。
B 給水を行い、圧力を下げた後、給水弁を閉じ、給水ポンプを止める。
C 燃料の供給を停止する。
D ダンパを閉じる。
E 空気を送入し、炉内及び煙道の換気を行う。
正答5
解説
正解は5です。
油だきボイラーの運転を手動で終了するときの、安全上の理由に基づく操作順序を問う問題です。
まず燃料を止めて燃焼を終わらせ、すぐに炉内の未燃ガスを追い出すことが基本です。
【操作順序】
1番目はC(燃料の供給を停止する)です。
燃焼を止めることが最優先です。
2番目はE(空気を送入し、炉内と煙道の換気を行う)です。
炉内に残った未燃ガスを追い出し、ガス爆発を防ぎます。
3番目はB(給水を行い、圧力を下げた後、給水弁を閉じ、給水ポンプを止める)です。
4番目はA(蒸気弁を閉じ、ドレン弁を開く)です。
5番目はD(ダンパを閉じる)です。
換気を終えてからダンパを閉じ、炉内が冷たい外気で急に冷やされるのを防ぎます。
したがって、C、E、B、A、Dの順となる5が正解です。
【選択肢別解説】
1:× 最初にAで蒸気弁を閉じている点が誤りです。
燃焼が続いたまま蒸気の出口を閉じると、圧力が上昇して危険です。
2:× 最初にAを行っている点が誤りです。
また、燃料を止めた後すぐに換気をせず、先に給水を行っている点も適切ではありません。
3:× 最初にAを行っている点が誤りです。
さらに、Dでダンパを閉じた後にEの換気を行っても、炉内の換気は十分にできません。
4:× 燃料を止めた直後にDでダンパを閉じている点が誤りです。
換気ができず、未燃ガスが炉内に残ってガス爆発のおそれがあります。
5:○ 燃焼の停止、換気、給水と降圧、蒸気弁の閉止、ダンパの閉止の順で、安全上適切な手順です。
【ポイント】
停止操作の要点は「燃料を止めたらすぐ換気(ポストパージ)、ダンパを閉じるのは最後」です。
点火前の換気(プレパージ)と合わせて、ガス爆発防止のための操作として覚えましょう。