正答2
解説
正解は2です。
鋳鉄製ボイラーの使用条件と、給水管・返り管の取付け方を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
ボイラー構造規格第88条により、温水温度が120℃を超える温水ボイラーは鋳鉄製にしてはなりません。
したがって、鋳鉄製の温水ボイラーの温水温度は120℃以下に限られます。
2:○ 誤った記述です。
暖房用の鋳鉄製蒸気ボイラーは、復水を返り管で戻して循環使用するのが原則です。
給水管はボイラー本体に直接取り付けず、返り管に取り付けます。
重力循環方式では、返り管の取付けにハートフォード式連結法がよく用いられます。
3:× 適切な記述です。
ポンプ循環方式の蒸気ボイラーでは、返り管を安全低水面以下150mm以内の高さに取り付けます。
4:× 適切な記述です。
ウェットボトム式は、ボイラー底部にも水を循環させる構造です。
底部が水で冷やされるため、底部に耐火材を張る必要がありません。
5:× 適切な記述です。
鋳鉄は鋼に比べてもろく、引張りや曲げに弱い材料です。
そのため、熱による不同膨張によって割れが生じやすいという短所があります。
【ポイント】
鋳鉄製ボイラーは、蒸気ボイラーなら圧力0.1MPa以下、温水ボイラーなら温水温度120℃以下で使われます(ボイラー構造規格第88条)。
水道など圧力のある水源からの給水管も、返り管に取り付けることが定められています(同第100条)。