ボイラー用気体燃料に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室においては輝炎による放射伝熱量、接触伝熱面での対流伝熱量は共に減少する。
B 天然ガスのうち乾性ガスは、可燃性成分のほとんどがメタンで、その発熱量(MJ/㎥)は湿性ガスより小さい。
C LNGは、天然ガスを精製後、-162℃に冷却し、液化したもので、気化した場合の比重は1より小さい。
D バイオガスは、植物などから生成・排出される有機物から得られるガスで、主成分はブタンである。
正答3
解説
正解は3です。
ボイラー用気体燃料(ガス火炎の伝熱、天然ガス、LNG、バイオガス)の性質を問う問題です。
【記述別解説】
A:× ガス火炎は油火炎より輝度が低いので、燃焼室での輝炎による放射伝熱量は減少します。
一方、接触伝熱面での対流伝熱量は減少ではなく増加するので、「共に減少する」とする点が誤りです。
B:○ 適切です。
天然ガスのうち乾性ガスは可燃成分のほとんどがメタンで、プロパンなどを含む湿性ガスより単位体積当たりの発熱量が小さくなります。
C:○ 適切です。
LNG(液化天然ガス)は、天然ガスを精製後に−162℃まで冷却して液化したものです。
主成分のメタンは空気より軽いので、気化したときの比重は1より小さくなります。
D:× バイオガスの主成分は、ブタンではなくメタンです。
【選択肢別解説】
1:× 不適切なAを含み、適切なCが抜けています。
2:× AとDはどちらも不適切です。
3:○ BとCの組合せで、適切な記述だけを全て挙げています。
4:× 不適切なDを含んでいます。
5:× 不適切なDを含み、適切なBが抜けています。
【ポイント】
ガス火炎は「放射伝熱が減り、対流伝熱が増える」と、増減をセットで覚えます。
LNGは気化すると空気より軽く、LPG(液化石油ガス)は空気より重いという対比も頻出です。