ボイラー水の硬度成分が、Ca²⁺濃度=20.0mg/L、Mg²⁺濃度=6.0mg/Lであるとき、このボイラー水の全硬度の値に最も近いものは、次のうちどれか。
ただし、C、O、Ca、Mgの原子量は、それぞれ12、16、40、24とし、Lはリットルである。
正答4
解説
正解は4です。
全硬度の計算問題です。
全硬度は、水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を、それぞれ炭酸カルシウム(CaCO₃)の量に換算して合計した値です。
【計算】
CaCO₃の式量は、40+12+16×3=100です。
Ca²⁺は、20.0×(100÷40)=50.0mgCaCO₃/Lに換算されます。
Mg²⁺は、6.0×(100÷24)=25.0mgCaCO₃/Lに換算されます。
全硬度は、50.0+25.0=75.0mgCaCO₃/Lです。
【選択肢別解説】
1:× 3.8mgCaCO₃/Lは、計算値の75.0と一致しません。
2:× 9.4mgCaCO₃/Lは、換算係数を逆にして20.0×(40÷100)+6.0×(24÷100)と計算した誤った値です。
3:× 65.0mgCaCO₃/Lは、Mg²⁺にもカルシウムの係数2.5を掛けた誤った値です。
4:○ 計算値の75.0mgCaCO₃/Lと一致します。
5:× 106.6mgCaCO₃/Lは、計算値と一致しません。
【ポイント】
換算係数は「CaCO₃の式量÷各元素の原子量」で、Caは2.5、Mgは約4.17です。
原子量の小さいマグネシウムのほうが係数は大きくなります。