ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の設置場所等に関するAからDまでの記述で、その内容が法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 伝熱面積が3㎡をこえるボイラーは、専用の建物又は建物の中の障壁で区画された場所に設置しなければならない。
B ボイラーを取り扱う労働者が緊急の場合に避難するのに支障がないボイラー室を除き、ボイラー室には、2以上の出入口を設けなければならない。
C ボイラーに附設された金属製の煙突又は煙道の外側から0.15m以内にある可燃性の物は、原則として、金属材料で被覆しなければならない。
D ボイラー室に、ボイラーと燃料との間に適当な障壁を設ける等の防火のための措置を講じることなく、燃料の重油を貯蔵するときは、これをボイラーの外側から1.2m以上離しておかなければならない。
正答1
解説
正解は1です。
ボイラーの設置場所に関する規定は、ボイラー及び圧力容器安全規則(以下、ボイラー則)第18条〜第21条にあります。
A〜Dのうち、法令に定められている記述だけをすべて選びます。
【記述別解説】
A:○ 法令に定められています。
ボイラー則第18条は、ボイラーを専用の建物又は建物の中の障壁で区画された場所(ボイラー室)に設置するよう定めています。
伝熱面積が3m²以下のボイラーは除かれるので、3m²を超えるボイラーが対象です。
B:○ 法令に定められています。
ボイラー則第19条は、ボイラー室に2以上の出入口を設けるよう定めています。
ボイラーを取り扱う者が緊急時に避難するのに支障がないボイラー室は除かれます。
C:× 法令の定めと異なります。
ボイラー則第21条第1項は、煙突や煙道などの外側から0.15m以内にある可燃性の物を、金属以外の不燃性の材料で被覆するよう定めています。
被覆する材料を「金属材料」としている点が誤りです。
D:× 法令の定めと異なります。
ボイラー則第21条第2項により、防火のための措置を講じずに燃料を貯蔵するときは、ボイラーの外側から2m以上離します。
1.2m以上でよいのは固体燃料の場合で、重油は2m以上離さなければなりません。
法令に定められているのはAとBです。
【選択肢別解説】
1:○ AとBの組合せで、法令に定められている記述だけをすべて挙げています。
2:× 法令の定めと異なるCを含んでいます。
3:× 法令の定めと異なるCとDを含み、Bが抜けています。
4:× 法令の定めと異なるDを含み、Aが抜けています。
5:× CとDはどちらも法令の定めと異なります。
【ポイント】
可燃物の被覆は「金属以外の不燃性の材料」です。
燃料の離隔距離は「固体燃料1.2m、それ以外の燃料2m」と覚えましょう。