正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
送気始めに冷えた主蒸気管へ急に蒸気を送ると、管内のドレンが蒸気に押されて激しく衝突するウォータハンマを起こします。
このため、ドレンを排出し、時間をかけて暖管してから主蒸気弁を開きます。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
主蒸気管や蒸気だめのドレン弁を全開にしてドレンを完全に排出し、ウォータハンマを防ぎます。
2:× 適切な記述です。
主蒸気弁にバイパス弁があれば、まずバイパス弁を開き、少量の蒸気を時間をかけて送って管を暖めます。
3:○ 誤った記述です。
蒸気だめ側の蒸気止め弁を閉じたままでは、蒸気だめの蒸気は主蒸気管へ流れず、逆送による暖管はできません。
正しくは、蒸気だめ側の蒸気止め弁を少し開いて、他のボイラーの蒸気を主蒸気管に少しずつ逆送し、暖管します。
弁を「閉じて」としている点が誤りです。
4:× 適切な記述です。
暖管が済んだら、主蒸気弁を初めはわずかに開き、その後時間をかけて段階的に開いていきます。
急に開くと、圧力や温度の急変でウォータハンマや熱応力を生じるおそれがあるためです。
5:× 適切な記述です。
主蒸気弁を全開のままにしておくと、熱膨張で弁棒が固着して動かなくなることがあります。
このため、特別な場合を除き、全開にしたら必ず少し戻しておきます。
【ポイント】
送気始めの要点は、ドレンの排出、十分な暖管、主蒸気弁の段階的な開放、全開後に少し戻すことの4つです。
共通の蒸気だめから暖管するときは、蒸気止め弁を「少し開いて」逆送する、と覚えましょう。