油だきボイラーの手動操作による点火に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ファンを運転し、ダンパをプレパージの位置に設定して換気した後、ダンパを点火位置に戻し、炉内通風圧を調節する。
B 点火前に、回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させる。
C 燃料の種類及び燃焼室熱負荷の大小に応じて、燃料弁を開いてから40~50秒間の点火制限時間内に着火させる。
D バーナが上下に2基配置されている場合は、上方のバーナから点火する。
正答1
解説
正解は1です。
油だきボイラーを手動で点火するときの手順について、A〜Dのうち適切な記述だけをすべて選ぶ問題です。
【記述別解説】
A:○ 適切な記述です。
点火前には、ファンを運転しダンパをプレパージの位置にして、炉内と煙道を十分に換気します。
換気が済んだらダンパを点火位置に戻し、炉内通風圧を点火に適した値に調節します。
B:○ 適切な記述です。
回転式バーナは霧化筒の回転で油を霧化するので、点火前にバーナモータを起動しておきます。
蒸気噴霧式バーナは蒸気で油を霧化するので、点火前に噴霧用蒸気を噴射させておきます。
C:× 誤った記述です。
点火制限時間は、燃料弁を開いてから着火を待つ時間の上限で、40〜50秒間のような長い時間ではありません。
正しくは、燃料の種類と燃焼室熱負荷の大小に応じて、2〜5秒間の点火制限時間内に着火させます。
着火しないまま燃料を噴射し続けると炉内に未燃の燃料がたまり、ガス爆発の原因になります。
D:× 誤った記述です。
バーナが上下に配置されている場合は、上方ではなく下方のバーナから点火します。
下方のバーナの火炎があれば、上方のバーナを点火するときに確実に着火させやすくなります。
適切なのはAとBです。
【選択肢別解説】
1:○ AとBの組合せで、適切な記述だけをすべて挙げています。
2:× 誤ったDを含んでいます。
3:× 誤ったCを含み、適切なBが抜けています。
4:× 誤ったCとDを含み、適切なAが抜けています。
5:× CとDはどちらも誤った記述です。
【ポイント】
点火制限時間内に着火しないときは、直ちに燃料弁を閉じ、炉内を十分に換気してから点火をやり直します。
「プレパージ」「点火制限時間2〜5秒」「下方のバーナから」が頻出の要点です。