ボイラーの運転中の取扱いに関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 水面計の水位が、絶えず上下方向にかすかに動いている場合は、水側連絡管に詰まりが生じている可能性があるので、直ちに水面計の機能試験を行う。
B 蒸気(空気)噴霧式の油バーナでは、油に着火して燃焼が安定してから、噴霧蒸気(空気)を噴出させる。
C 炉筒煙管ボイラーの安全低水面は、煙管最高部より炉筒が高い場合には、炉筒最高部から75mm上の位置とする。
D 油だきボイラーでは火炎がオレンジ色で、燃焼音も低く、全般に緩やかな浮遊状態であるか監視する。
正答5
解説
正解は5です。
運転中の水面計の見方、油バーナの着火手順、安全低水面、火炎の監視に関するA〜Dの正誤を判断する問題です。
【記述別解説】
A:× 誤った記述です。
運転中の水面計の水位が絶えず上下にかすかに動いているのは、連絡管が通じている正常な状態です。
水位がまったく動かない場合に、連絡管の詰まりを疑って機能試験を行います。
B:× 誤った記述です。
蒸気(空気)噴霧式油バーナでは、先に噴霧用の蒸気(空気)を噴出させ、その後に油を噴射して着火します。
油を先に出すと霧化されないまま炉内に入り、着火不良や異常燃焼の原因になります。
C:× 誤った記述です。
炉筒煙管ボイラーで煙管最高部より炉筒が高い場合、安全低水面は炉筒最高部から100mm上の位置です。
75mm上とするのは、煙管が炉筒より高い場合の煙管最高部を基準とするときです。
D:○ 正しい記述です。
油だきボイラーの良好な燃焼では、火炎はオレンジ色で、燃焼音も低くなります。
火炎が全体として緩やかに浮遊するような状態であるかを監視します。
【選択肢別解説】
1:× AもBも誤りの記述です。
2:× A、B、Cはいずれも誤りの記述です。
3:× Bが含まれています。
噴霧用の蒸気(空気)は着火の前に出すので、Bは誤りです。
4:× Cが含まれています。
炉筒が高い場合の安全低水面は炉筒最高部から100mm上なので、Cは誤りです。
5:○ 正しい記述はDだけなので、Dのみを挙げたこの肢が正解です。
【ポイント】
水面計の水位は「かすかに動いているのが正常、動かないのが異常」です。
炉筒煙管ボイラーの安全低水面は「煙管最高部から75mm上」「炉筒が高ければ炉筒最高部から100mm上」と対で覚えましょう。