正答4
解説
正解は4です。
清缶剤(軟化剤・スラッジ分散剤・脱酸素剤・酸消費量付与剤)の働きを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分(カルシウムやマグネシウム)を不溶性の化合物に変える薬剤です。
2:× 正しい記述です。
軟化剤には、炭酸ナトリウムやりん酸ナトリウムなどがあります。
3:× 正しい記述です。
スラッジ分散剤は、スラッジを微細な粒子にして分散させ、ブローで排出しやすくする薬剤です。
4:○ 誤った記述です。
数値が逆になっています。
溶存酸素1mg/Lの除去には、亜硫酸ナトリウムでは約7.88mg/L、ヒドラジンでは1mg/Lを要します。
5:× 正しい記述です。
高圧ボイラーの酸消費量付与剤には、水酸化ナトリウム、りん酸ナトリウム、アンモニアが使われます。
【計算】
亜硫酸ナトリウムの反応式は、2Na2SO3+O2=2Na2SO4です。
必要量は、2×126÷32=約7.88で、酸素1mgあたり約7.88mgです。
ヒドラジンの反応式は、N2H4+O2=N2+2H2Oです。
必要量は、32÷32=1で、酸素1mgあたり1mgです。
【ポイント】
ヒドラジンは少量で済み、ボイラー水の溶解固形分も増やさないため、高圧ボイラーに向いています。
亜硫酸ナトリウムは主に低圧ボイラーで使われます。