蒸発量が135kg/hの炉筒煙管ボイラーに塩化物イオン濃度が14㎎/Lの給水を行い、10kg/hの連続吹出しを行う場合、ボイラー水の塩化物イオン濃度の値に最も近いものは、次のうちどれか。
なお、Lはリットルである。
正答5
解説
正解は5です。
連続吹出しを行うボイラーで、ボイラー水の塩化物イオン濃度を求める計算問題です。
塩化物イオンは蒸気にはほとんど持ち出されず、吹出しによってだけ排出されると考えます。
定常状態では、給水で入る塩化物イオンの量と、吹出しで出る量が等しくなります。
【計算】
給水量=蒸発量+吹出し量=135+10=145kg/hです。
水1kgを1Lとみなすと、給水で入る塩化物イオンは145×14=2030mg/hです。
ボイラー水の濃度をCとすると、吹出しで出る量は10×C(mg/h)です。
10×C=2030より、C=203mg/Lです。
【選択肢別解説】
1:× 90mg/Lは計算結果の半分以下で、塩化物イオンの収支が合いません。
2:× 110mg/Lも計算結果より大幅に小さく、収支が合いません。
3:× 180mg/Lは計算結果の203mg/Lより小さく、最も近い値ではありません。
4:× 190mg/Lは、給水量を蒸発量の135kg/hだけとした場合の値(135×14÷10=189)に近い値です。
給水量には吹出し量の10kg/hも含める必要があります。
5:○ 計算結果の203mg/Lに最も近い値です。
【ポイント】
給水量は「蒸発量+吹出し量」です。
ボイラー水の濃度は「給水の濃度×給水量÷吹出し量」で求められます。