正答3
解説
正解は3です。
石炭の燃焼過程と、石炭化度による性質の違いを問う問題です。
石炭化度が進むほど、揮発分が減り固定炭素が増えます。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
石炭を炉内で加熱すると、まず揮発分が放出されます。
揮発分は長い炎となって燃焼します。
2:× 記述は正しいです。
揮発分が出た後に残るのが「おき」です。
おきは固定炭素が燃焼しているもので、短い炎で燃えます。
3:○ 誤りです。
固定炭素は石炭の主成分で、石炭化度の進んだ石炭ほど少ないのではなく多くなります。
最も石炭化度の進んだ無煙炭は、固定炭素が最も多い石炭です。
4:× 記述は正しいです。
石炭化度の低い石炭は揮発分が多く、分解温度に達すると一度に多量のガスが出ます。
燃焼に必要な空気が不足し、燃焼温度が下がります。
5:× 記述は正しいです。
無煙炭は最も石炭化度が進んだ石炭で、揮発分が少なく燃焼速度が遅いです。
そのため、燃焼の滞留時間を長くとる必要があります。
【ポイント】
石炭化度が高いほど「固定炭素は多く、揮発分は少なく、燃焼速度は遅い」と整理しましょう。
褐炭、瀝青炭、無煙炭の順に石炭化度が高くなります。