正答2
解説
正解は2です。
煙突による自然通風と、押込・誘引・平衡通風などの人工通風を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
煙突の理論通風力は、外気と煙突内ガスの密度差に、重力加速度と煙突の高さを掛けた値です。
式は Z =(ρa − ρb)gH となります。
2:○ 誤りです。
人工通風はファンで強い通風力を得られるので、ボイラーの通風抵抗を大きくとることができます。
管群での燃焼ガス速度を速められるので、伝熱特性が向上します。
燃焼ガス速度を下げると、対流伝熱はかえって悪くなります。
3:× 記述は正しいです。
押込通風は、ファンで燃焼用空気を大気圧より高い圧力にして炉内に押し込む方式です。
常温の空気を扱い所要動力が小さいので、広く用いられています。
4:× 記述は正しいです。
誘引通風は、煙道や煙突入口のファンで燃焼ガスを吸い出す方式です。
高温のガスを扱い、ガス中の腐食性物質やばいじんでファンが損傷しやすくなります。
5:× 記述は正しいです。
平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式です。
通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節します。
【ポイント】
人工通風の利点は「通風抵抗を大きくとれる」「ガス速度を速めて伝熱が良くなる」です。
押込は炉内が正圧、誘引は負圧、平衡はわずかな負圧と整理しておきましょう。