次の図は、比例式蒸気圧力調節器の比例帯設定目盛板を示している。
蒸気圧力が0.60MPaに設定され、比例帯設定指針が図の位置に設定されたとき、比例制御が行われる範囲は(1)〜(5)のうちどれか。
正答3
解説
正解は3です。
比例式蒸気圧力調節器の目盛板から比例帯の幅を読み取り、比例制御の範囲を求める問題です。
図の目盛板には、下から MIN、A、B、C、D、E、F の7つの目盛が等間隔に並んでいます。
MIN の横に0.09MPa、F の横に0.39MPaと記されています。
比例帯設定指針は、下から3番目の目盛 B の位置に合わせてあります。
【計算】
目盛は MIN から F までの6区間なので、1区間は(0.39 − 0.09)÷ 6 = 0.05MPa です。
B は MIN から2区間上なので、比例帯の幅は 0.09 + 0.05 × 2 = 0.19MPa です。
この調節器では設定圧力が比例帯の下限になります。
比例制御の範囲は、0.60MPa から 0.60 + 0.19 = 0.79MPa までです。
【選択肢別解説】
1:× 0.09MPaから0.39MPaは、目盛板で設定できる比例帯の幅の範囲です。
蒸気圧力の制御範囲ではありません。
2:× 0.41MPaから0.69MPaは設定圧力0.60MPaをまたぐ範囲で、設定圧力を下限とする制御範囲と一致しません。
3:○ 設定圧力0.60MPaを下限とし、比例帯0.19MPaを加えた0.79MPaまでの範囲です。
4:× 下限を0.60MPaに0.09MPaを加えた0.69MPaとしており、設定圧力が下限になっていません。
5:× 0.60MPaに MIN と F の値を足した範囲で、指針の位置 B を読み取っていません。
【ポイント】
まず目盛の1区間の値を求め、指針の位置から比例帯の幅を出します。
次に、設定圧力にその幅を加えたところまでが比例制御の範囲になると覚えましょう。