正答1
解説
正解は1です。
ボイラーの熱損失の種類と、それを減らす方法を問う問題です。
不完全燃焼ガスによる損失、放散熱損失、未燃分による損失、排ガス熱損失が論点です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤りです。
二酸化炭素(CO₂)は完全燃焼でできる生成物であり、未燃ガスではありません。
不完全燃焼ガスによる損失は、一酸化炭素(CO)や水素などの燃えるはずのガスが残ったときの損失です。
2:× 記述は正しいです。
ボイラーの容量が大きくなるほど、発生熱量に対する周壁の表面積の割合は小さくなります。
そのため、放散熱損失の割合は小さくなります。
3:× 記述は正しいです。
油だきやガスだきでは燃えがらがほとんど出ないため、この損失はほぼゼロです。
石炭の火格子燃焼では、未燃分による損失が10%に及ぶものがあります。
4:× 記述は正しいです。
蒸気や温水が外部へ漏れたり放出されたりすると、その熱も失われます。
これもボイラーの熱損失に含まれます。
5:× 記述は正しいです。
空気比を小さくすると燃焼ガス量が減り、煙突から捨てられる熱が少なくなります。
完全燃焼を保ちながら空気比を小さくすることは、排ガス熱損失を減らすのに有効です。
【ポイント】
ボイラーの熱損失のうち最も大きいのは、排ガスが持ち去る熱による損失です。
空気比は小さすぎると不完全燃焼、大きすぎると排ガス熱損失の増加になるので、適正に保つことが大切です。