正答2
解説
正解は2です。
ボイラーのドラム水位制御の目的と、制御方式の種類を問う問題です。
水位は負荷の変化に対して特有の動き(逆応答)を示すため、それを補う制御方式が使い分けられます。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
水位制御の目的は、負荷が変動してもドラム水位をできるだけ一定に保つことです。
2:○ 誤りです。
逆応答とは、蒸気流量が増えたときに水位が一時的に下がるのではなく、一時的に上がる特性のことです。
蒸気流量が増えるとドラム圧力が下がり、水中の気泡が膨張して見かけの水位が上がるためです。
3:× 記述は正しいです。
単要素式は、ドラム水位だけを検出し、その変化に応じて給水量を調節します。
4:× 記述は正しいです。
二要素式は、ドラム水位に加えて蒸気流量を検出し、給水量を調節します。
蒸気流量の変化を先取りするので、逆応答の影響を受けにくくなります。
5:× 記述は正しいです。
熱膨張管式水位調整装置には、単要素式と二要素式があります。
【ポイント】
蒸気流量が増えると水位は「一時的に上がってから下がる」と覚えましょう。
ドラム水位、蒸気流量、給水流量の3つを検出する方式は三要素式で、大容量ボイラーに用いられます。