正答5
解説
正解は5です。
ボイラーに使われる金属材料の性質と用途を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
鋳鉄は炭素量がおおむね2.5〜4%の鉄・炭素合金で、溶融点が低く流動性が良い材料です。
そのため複雑な形状の鋳物を作れますが、もろいので鍛造や圧延はできません。
2:× 正しい記述です。
鋳鋼は鋳造で複雑な形を作れ、鋳鉄より強度が高い材料です。
そのため、機械加工が難しく鋳鉄では強度が足りない弁などに使われます。
3:× 正しい記述です。
炭素量の多い鋼は、焼入れで硬化して割れが生じやすくなります。
このため、ボイラーには炭素量0.1〜0.3%程度の軟鋼が主に使われます。
4:× 正しい記述です。
黄銅は銅と亜鉛の合金、青銅は銅とすずの合金です。
青銅は鋳造しやすいので、バルブやコックなどに使われます。
5:○ 誤った記述です。
合金鋼は、炭素鋼にニッケル、クロム、モリブデンなどを適量加えて性質を改善した鋼です。
リンは鋼をもろくする有害な不純物であり、改善のために添加する元素ではありません。
正しくは「ニッケル、クロム、モリブデンなどを添加したもの」です。
【ポイント】
合金鋼の添加元素はニッケル・クロム・モリブデン、有害な不純物はリン・硫黄と対で覚えます。
ボイラー用の合金鋼には、クロムモリブデン鋼やステンレス鋼などがあります。