正答5
解説
正解は5です。
熱と蒸気の基本的な性質を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなります。
臨界圧力では飽和水と飽和蒸気の区別がなくなり、蒸発熱は0になります。
2:× 正しい記述です。
平板壁を熱伝導で伝わる熱量は、両側の温度差と伝熱面積に比例します。
また、壁の厚さに反比例します(フーリエの法則)。
3:× 正しい記述です。
過熱度の高い過熱蒸気を使うと、利用できる熱落差が大きくなり熱効率が向上します。
また、タービン内で蒸気が湿りにくくなり、水滴による翼の腐食などを軽減できます。
4:× 正しい記述です。
比エンタルピは、内部エネルギーuと、圧力と比体積の積Pvとの和です。
したがって、h=u+Pvで表されます。
5:○ 誤った記述です。
1kWhは1kWの仕事を3600秒続けた量なので、3.6MJに相当します。
正しくは「電気的仕事量1kWhが熱量3.6MJに相当する」です。
1MJは約0.28kWhにすぎません。
【ポイント】
1kW×3600s=3600kJ=3.6MJという換算は、効率計算などでも繰り返し使います。
蒸発熱が臨界圧力で0になる点もあわせて覚えておきましょう。