正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ボイラーの損傷には、水側の腐食、割れ、過熱による変形などがあり、それぞれ原因と生じる場所が異なります。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
苛性ぜい化は、管と管穴のすき間などにボイラー水が入り込み、濃縮されてアルカリ濃度が高くなると起こります。
金属の結晶粒界に沿って割れが生じる現象です。
2:× 記述は正しいです。
ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食です。
主に水中に溶存する酸素の作用によって生じます。
3:× 記述は正しいです。
グルービングは、細長く連続した溝状の腐食です。
曲げ応力や溶接による応力が大きく作用する箇所に生じます。
4:○ 誤りです。
膨出は、腐食ではなく過熱によって強度が低下し、内部の圧力で外側に膨れ出る現象です。
火炎に触れる水管や胴の底部などに生じます。
炉筒や火室のように外圧を受ける部分が過熱され、内側に押しつぶされる現象は圧かいといいます。
5:× 記述は正しいです。
鋳鉄製ボイラーのセクションの割れは、無理な締付け、不均一な加熱、急熱急冷による不同膨張などで生じます。
【ポイント】
膨出は「内圧で外へ膨れる(水管・胴)」、圧かいは「外圧で内へつぶれる(炉筒・火室)」です。
どちらも原因は過熱である点を押さえましょう。