香粧品に配合される油性原料に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸とのエステルである。
b 高級アルコールは、炭素数の多いアルコールである。
c 炭化水素は石油から得られるもので、動植物からは得られない。
d シリコン油は、炭化水素である。
正答1
解説
正解は1です。
香粧品の油性原料には、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油などがあります。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
ロウ類は、高級脂肪酸と高級アルコールが結合したエステルです。
ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどがあります。
b:○ 正しい記述です。
高級アルコールは炭素数の多いアルコールで、セタノールやステアリルアルコールなどがあります。
クリームなどの乳化を安定させる目的で使われます。
c:× 炭化水素は、石油からだけでなく動植物からも得られます。
例えばスクワランは、サメの肝油やオリーブ油から得られるスクワレンに水素を付加してつくります。
d:× シリコン油(シリコーン油)は、炭化水素ではありません。
ケイ素と酸素が交互につながったシロキサン結合を骨格にもつ合成油です。
【選択肢別解説】
1:○ aとbがともに正しい記述です。
2:× cが誤りです。
3:× cとdがともに誤りです。
4:× dが誤りです。
【ポイント】
炭化水素の代表は、流動パラフィン、ワセリン、スクワランです。
シリコーン油は、べたつきが少なく撥水性に優れ、毛髪につやを与える目的で使われます。