問208-209 58歳男性。
身長174 cm、体重82 kg。
仕事が忙しくなってストレスがたまり、暴飲暴食で早食いとなった。
最近、胸やけとともに、口の中に酸っぱい液体が上がってくる感じがすることから、相談のために薬局を訪れた。
服用薬を確認したところ、近隣のドラッグストアで購入した酸化マグネシウムを服用していたが、症状は改善しなかったとのことであった。
そこで、医療機関への受診を勧めた。
近医にて内視鏡検査の結果、胃食道逆流症と診断され、以下の処方箋を持って再び薬局を訪れた。
(処方)
オメプラゾール錠20 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
問209(実務)
この患者に対する指導として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
オメプラゾールは腸溶性コーティングされたプロドラッグであり、小腸で吸収された後、壁細胞の分泌細管の強酸性環境で活性化されて初めて効果を発揮するため即効性はなく、効果発現には個人差(CYP2C19の遺伝子多型など)があるため次回の効果を確認することが重要である。
飲み忘れ時は次回服用時刻が近い場合を除き気付いた時点でできるだけ早く服用してよい。
酸化マグネシウムの同時服用は不要で、炭酸飲料は胃酸分泌や逆流を助長しうるため積極的な摂取は勧められない。