下図は、ある界面活性剤水溶液の濃度と表面張力及び難溶性薬物の可溶化量との関係を模式的に示したものである。
この図に関する記述として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4。
曲線Aは界面活性剤濃度の増加とともに増大し続けており可溶化量を、曲線Bは濃度Xまで低下しその後一定となっており表面張力を示している。
表面張力が一定になる濃度X以降は、気液界面が界面活性剤単分子で飽和(吸着量一定)し、それ以上の界面活性剤は水中でミセルを形成するため、界面への吸着量は濃度Xよりも高い濃度で一定となる。
この界面活性剤は濃度上昇とともに表面張力を低下させており、Gibbsの吸着等温式上は正吸着を示す物質であるため肢1は誤り。
濃度Xは臨界ミセル濃度(CMC)であり、単量体からミセル形成が始まる境目であって全ての界面活性剤がミセルとして存在するわけではないため肢3は誤り。
ミセルは水中では疎水基を内側(核)に、親水基を外側(水相側)に向けて形成されるため、肢5の内外が逆の記述は誤りである。