図は、健常人が絶食後に同じ重量の食品A又はBを摂取した後の血糖値と、食品Aを摂取した後の血中インスリン濃度について考えられる経時変化を示したものである。
食品A又はBは、精白米又は玄米のいずれかである。
以下の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(横軸:食事摂取後の経過時間(分、0〜120)、左縦軸:血糖値(mg/dL、0〜150)、右縦軸:血中インスリン濃度(μU/mL、0〜150)。食品A摂取後の血糖値は30〜45分頃に約150 mg/dLへ急峻に上昇後緩やかに下降、食品B摂取後の血糖値は緩やかに上昇し約110 mg/dLで推移、食品A摂取後の血中インスリン濃度は血糖値よりやや遅れて緩やかな山を描く。詳細は図を参照)
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
食品Aは血糖値が急峻に上昇する精白米、食品Bは緩やかにしか上昇しない玄米と考えられ、食品Bの方がグリセミックインデックス(GI)値は低い。
難消化性デキストリンを食品Aと同時に摂取すると糖の消化・吸収が緩やかになり食後血糖値の最大値は低くなる。
GI値が低くゆるやかな血糖上昇を示す食品Bの方が糖尿病発症リスクを高めるとする選択肢2は逆であり誤り。
インスリンは血糖値上昇に伴い分泌が増加しグリコーゲンの分解を抑制する(合成を促進する)ホルモンであり、分解を促進するとする選択肢3は作用が逆で誤り。
筋肉でのインスリン依存的な糖取り込みはGLUT4を介するものでありSGLT1(主に小腸・腎に発現し能動輸送を担う)によるものではないため選択肢4も誤り。