問288-289 65歳男性。
毎年2月から6月頃にかけて、鼻水、くしゃみ、鼻づまりの症状に悩むため、2月になり、一般用医薬品購入のため、来局した。
初めての来局だったので、聞き取りを行い、以下の情報が得られた。
・出勤や訪問などの外出時に、くしゃみや鼻水がひどくなるが、その症状に対する薬は飲んだことがない。
・数年前に市販の花粉症に対する内服薬を購入したことがあるが、品名は忘れた。
・就寝時布団に入り暖まると、鼻づまりがひどくなり、寝つきが悪くなることが多い。
・仕事で週に2〜3回、社用車を運転して取引先を訪問することがある。
・泌尿器科クリニックで前立腺肥大症と診断され、治療を受けている。
・頻尿と残尿感を改善する内服薬を1日1回夕食後に服用している。
ただし、薬剤名は不明である。
問289(実務)
聞き取りの内容を踏まえて、この来局者に提案する一般用医薬品として最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答1
解説
正解は1。
前立腺肥大症治療薬を服用中で週に2〜3回車を運転する来局者には、抗コリン作用がなく眠気の少ない第二世代抗ヒスタミン薬が適する。
エピナスチン塩酸塩は眠気が少なく前立腺肥大症患者にも比較的安全に使用でき、初めての購入であるためまずは6錠入りの小容量で様子を見るのが適切で、48錠入りは初回選択として過量である。
クロルフェニラミンやベラドンナ総アルカロイドを含む製剤は抗コリン作用により尿閉を悪化させ、眠気も強く運転にも不向きである。