第110回 薬剤師国家試験 問217
問216-217 保険薬局に勤務している薬剤師が、看護学校の講師を担当することになった。 講義では、植物に含まれている麻薬成分が医療用麻薬として使用されていることを紹介することにした。 最近、高度のがん疼痛のある患者が、その初回の服薬を躊躇した事例を経験したことから、その場合の対応や、現場での医療用麻薬の有効な使い方についても講義しようと考えている。 患者が服薬を躊躇した事例の処方薬は、モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセルとモルヒネ塩酸塩水和物内用液であった。 問217(物理・化学・生物) また、講義ではモルヒネと同じ植物に含まれる麻薬成分である化合物Xについても紹介し、化合物Xは一般用医薬品の鎮咳薬としても利用され、一部ではその濫用が問題になっていることを述べることにした。 化合物Xの化学構造式と、その基原となる植物写真の組合せとして、正しいのはどれか。 1つ選べ。 (モルヒネ骨格に類縁の化学構造式A・B・Cと、基原植物の写真ア・イを示す図。Aは芳香環にH3C-O-、環と環を結ぶエーテル架橋(O)、二重結合をもつ環にOH、窒素上にCH3をもつ五環性の構造。Bは芳香環にH3C-O-をもつが、エーテル架橋も環上のOHももたない飽和した骨格で、窒素上にCH3をもつ構造。Cは芳香環にHO-、エーテル架橋(O)、環上のHOとケトン(=O)、窒素上にアリル基(-CH2-CH=CH2)をもつ構造。写真アは、細長く鋸歯のある小葉が掌状につく葉と、茎の先の穂状の花序をもつ草本。写真イは、切れ込みのある葉と、大きな花弁をもつ花及び球形の果実をつける草本。)

正答4