下図の汚染物質A~Cは、全国の一般環境大気測定局における窒素酸化物、二酸化硫黄又は光化学オキシダントのいずれかの季節変動を示したものである。
汚染物質A~Cに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:2017年4月から2022年頃までの月ごとの濃度[ppm]の推移を示す折れ線グラフ。縦軸0~0.06 ppm。汚染物質C(●)は0.022~0.052 ppmの範囲で、毎年4〜5月頃に極大・12〜1月頃に極小となる春季ピーク型の季節変動を繰り返しながら推移。汚染物質B(○)は0.008~0.022 ppmの範囲で、毎年12〜1月頃に極大・7〜8月頃に極小となる冬季ピーク型の季節変動を繰り返しながら推移。汚染物質A(▲)は0.001~0.003 ppm程度でほぼ横ばいの低い値で推移。)(国立環境研究所 大気汚染常時監視データを基に作成)
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
汚染物質Bの窒素酸化物は自動車などの移動発生源に加え、一般家庭のガスコンロや石油ストーブなど燃焼器具も発生源となる。
汚染物質Cの光化学オキシダントの測定には中性ヨウ化カリウム法が用いられる。
汚染物質Aは対策により現在極めて低濃度で推移する二酸化硫黄であり、揮発性有機化合物等が紫外線により生成するのはAではなくCの光化学オキシダントである。
汚染物質Cは固定発生源の化石燃料燃焼で直接生成する一次汚染物質ではなくNOxやVOCが紫外線反応で生じる二次生成物であり、二酸化硫黄(A)の測定にはザルツマン法ではなく別の方法が用いられ、ザルツマン法は窒素酸化物(B)の測定法である。