問120-121 ナイアシンに関する以下の問いに答えよ。
【問121(物理・化学・生物)】ナイアシンから合成される下図の補酵素について、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:補酵素の構造式。上段はニコチンアミド部分(4位に水素が2個付いた1,4-ジヒドロピリジン環)とリボース、下段はアデニンとリボースで、両者のリボース5′位が2つのリン酸基(ピロリン酸)を介して連結されている。下段のリボースの2′位にはさらにリン酸基が結合している。)
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
図の補酵素はニコチンアミド環が1,4-ジヒドロピリジン型(還元型)であり、かつアデノシン部分のリボース2'位にリン酸基を持つことからNADPHの構造を示している。
還元型のNAD(P)Hは酸化型にはない340 nmの吸収極大を持つ。
HMG-CoAからメバロン酸を生成するHMG-CoA還元酵素の反応はNADPHを補酵素として利用する。
図は酸化型ではなく還元型であり、ピルビン酸からアセチルCoAを生じるピルビン酸脱水素酵素複合体の反応やミトコンドリア内膜の電子伝達系で機能するのはNADPHではなくNAD(H)である。