問324-325 21歳男性。
スポーツ競技者。
花粉症による鼻炎症状がつらく、練習に影響するので自分で何か良いものはないかと調べたところ、ある健康食品が良いとインターネット上で評判になっていることを知り、当該健康食品について相談するため薬局を訪れた。
この競技者から、ドーピング禁止物質(注)は摂取できないという申し出があり、薬剤師が対応した。
(注)ドーピング禁止物質:世界アンチ・ドーピング機構が定める禁止表に記載されている物質
問325(実務)
この競技者から症状を詳しく聴取したところ、一般用医薬品で対応したほうがよいと判断された。
鼻炎に効果がある一般用医薬品のうち、ドーピング禁止物質を含む医薬品はどれか。
2つ選べ。
(選択肢は成分表の番号1〜5に対応する)
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
(2)は塩酸プソイドエフェドリンを含み、この成分は世界アンチ・ドーピング機構の禁止表で興奮薬としてドーピング禁止物質に指定されている(競技会(時)に禁止)。
(5)は麻黄(エフェドリン類を含有する生薬マオウ)を含む漢方処方であり、マオウ由来のエフェドリンもドーピング禁止物質に該当する。
(1)のフェニレフリンは鼻粘膜血管収縮薬だが禁止物質ではなく、(3)セチリジン、(4)メキタジンはいずれも第2世代抗ヒスタミン薬でドーピング禁止物質に該当しない。