問244-245 夫婦と小学生2人の4人家族。
冬休みに、スキー場近くのキャンプ場で大型テントを張り、その中で炭火を使って鉄板でバーベキューをしていた。
また、テントの入り口付近では、暖房器具の電源として携帯型のガソリンエンジン発電機を使用していた。
しばらくして、通りがかった隣のテントの男性が、昏睡状態で倒れているこの家族を発見した。
搬送受入先の救急指定病院では、一酸化炭素ガス中毒を疑った救急救命チームの医師の指示で、血液検査と血液ガス分析が行われた。
問245(衛生)
前問の検査で診断が確定した。
この中毒の原因物質に関する記述として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
一酸化炭素は無色無臭で、分子量28と空気(約29)よりわずかに軽く、可燃性を有する気体である。
赤血球中のヘモグロビンの二価鉄(Fe^2+)に酸素の200〜250倍の親和性で強固に結合してカルボキシヘモグロビンを形成し、酸素の運搬・供給を著しく阻害する。
ヘモグロビンの鉄を酸化してメトヘモグロビンを生じさせるのは亜硝酸塩など別の中毒機序であり、一酸化炭素自体に呼吸器刺激性や腐敗臭はない。