35歳男性。
献血時の検査でヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体陽性となり、HIV感染症と診断された。
この症例に対する治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
現行のガイドラインではCD4陽性リンパ球数にかかわらず、診断確定後は速やかに抗レトロウイルス療法(ART)を開始することが推奨されている。
免疫再構築症候群(IRIS)はART開始後、免疫機能の回復に伴い潜在していた病原体に対する過剰な炎症反応が顕在化する病態で、AIDSやHIV感染症の治療中にみられる。
ART開始時は耐性出現を防ぐため単剤ではなく通常3剤併用(多剤併用療法)で開始し、ウイルス量が低下しても休薬すればウイルスは再増殖し耐性化のリスクが高まるため継続が必要である。
ARTにより生命予後は劇的に改善することが確立している。