正答4
解説
正解は4。
脂溶性の高い薬物は細胞膜透過自体は速いが、吸収の律速段階が膜表面を覆う非攪拌水層(unstirred water layer)の拡散過程に移るため、その影響を強く受ける。
小腸のどの部位から吸収された薬物も門脈を経て肝臓に入るため、下部小腸吸収でも門脈を介さず全身循環に至ることはない。
P-糖タンパク質に認識される薬物は腸管腔側へ排出されるため、実測の吸収速度定数は脂溶性から推定される値より小さくなる。
食後は胃内容排出速度がむしろ低下するためTmaxは遅延する。
消化管粘膜表面のマイクロクライメートpHは管腔内pHより低い酸性側にあり、弱酸性薬物は分子形の割合が高まるため吸収量はむしろ管腔内pHからの予想より多くなる。